since 2005年8月12日
新しい煙草に火をつけようとソファーに身を起こしたら時任がゲームのコントローラーを放り出すのを視界の端で捉えた。 もう飽きたかな? ペタペタと足音をさせながら迷わず向かって来て、座ったのはソファーではなく俺の膝の上。 「なーに、誘ってんの?」 「うん、誘ってる」 わざとらしく冗談めかして問えば、見下ろす時任がにやりと笑う。 ぎゅう、と首にしがみ付く時任の背を叩きながら、とりあえず。 「ベッド行こうか」