昼下がりの

新しい煙草に火をつけようとソファーに身を起こしたら時任がゲームのコントローラーを放り出すのを視界の端で捉えた。
もう飽きたかな?
ペタペタと足音をさせながら迷わず向かって来て、座ったのはソファーではなく俺の膝の上。

「なーに、誘ってんの?」
「うん、誘ってる」

わざとらしく冗談めかして問えば、見下ろす時任がにやりと笑う。
ぎゅう、と首にしがみ付く時任の背を叩きながら、とりあえず。

「ベッド行こうか」