since 2005年8月12日
ミルク多めの、砂糖少なめ。 いつの間にか覚えた、あいつのお好み。 「ほい」 「ん、サンキュ」 猫舌に合わせて、温度も完璧。 「久保ちゃん」 「なーに?」 目を合わせると、満足げな笑みが浮かぶ。 「美味い」 「そ。良かった」 ブラックのコーヒーが、ほんの少しだけ甘く感じた。