since 2005年8月12日
ひどく嫌な夢を見た。 と言っても目が覚めた瞬間に見ていた夢の内容なんて消し飛んで、後に残るのはただ嫌な夢を見た、という不快感だけだ。 それでも。 「くぼちゃん、」 「ん?」 起こしたかな。 じっと息を殺せば、それはどうやらただの寝言で。 無意識に伸ばされた腕に縋るようにその身体ごと抱き込んで。 確かな温もりを確かめて目を閉じた。 朝はまだ遠い。