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珍しくも無くなった時任の朝帰り。

「お帰り」

へらりと笑いかけると、時任が僅かに目を瞠る。

「ただいま。つーか、怒らねーの?」
「何を今更、」

一々怒ってたらコッチの気が持たない。

「それとも何、怒って欲しいの?」
「べつに」

時任がふいと目を逸らす。

「シャワー浴びてくる」
「うん、」

ごゆっくり。

診断メーカー『3つの恋のお題ったー』より:何を今更、